本書は小さい子がピアノの習い始めにおいて、楽しくレッスンに取り組めるようにと考えて作られた歌の本です。幼児期に先生と一緒に歌をうたったり、リズムを打ったりすることは、音楽的素養の形成のためにすばらしい効果があります。そして歌をうたうだけでなく、その歌を自分の手で弾きたいという子供たちの強い気持ちに応えるために本書は作られました。一巻からいろいろな曲をうたってきましたが、この二巻でも子供たちが知っているたくさんの曲をうたいます。音域をソまで拡げ、リズムとしては八分休符を新しく習います。一巻と同様に、まず歌をうたい、そのあとで歌に合わせてリズムを打ちます。そして楽譜を読む練習をし、ピアノで弾きます。
先生のメロディーやＣＤに合わせて弾くことはとても楽しいことです。ＣＤを使ってレッスンされる場合は、常に子供と一緒にいろいろなことができるメリットがあります。また、家での練習を楽しく進めるためにも有効です。しかし、ＣＤがなくても、先生のピアノで十分に楽しくレッスンを進めることができるようになっています。
本書が小さい子の楽しいレッスンのためにお役にたてれば幸いです。