本書は、既刊の「はじめてのピアノ教本」のシリーズに対応して作られたワークブックです。「はじめのピアノ教本」は、５巻まででピアノの初歩的な奏法を学び終えます。テキストは５巻までですが、テキストの進度に合わせるため途中から１冊のテキストに対して２冊のワークブックで対応する形をとっています。ワークブックの７巻までで「はじめてのピアノ教本」の５巻までの内容は網羅されているのですが、さらに将来役立つであろう知識の習得とこれまでに習ったことの復習をてっていするために８巻から10巻までも力を入れて作っています。そして、調性やリズムなど新しく習うことの内容もだんだん難しくなり、進めば進むほどそれなりに問題は難しくなっていくのですが、このシリーズはあくまでも「楽しくてやさしい」ワークブックあり続けることが大切と考え、なるべく日頃のレッスンのサイド・ワークとして負担にならないよう心がけて作っています。この９巻において新しく習うのは、ホ長調、複付点音符、重嬰記号、重変記号、音名などです。大部分を譜読みのトレーニングと音符の理解にしています。ぜひこのワークブックを10巻までやり遂げることを目標に楽しく取り組んでいただきたいと考えています。