商品詳細

バイエル併用 こどもの初見奏 (1)

─集中力を高めるために─

商品番号 21531 表紙写真
著者 遠藤蓉子(著)
税込定価 1,320円(本体1,200円+消費税120円)
判型 菊倍
ページ数 56
発行日
分類 教則本
対象楽器 ピアノ
付属物
ISBNコード 4-88371-234-6
JANコード 4532679102342
書籍JAN上段 9784883712342
書籍JAN下段 1920073012009
在庫 あり

本書は、ピアノ上達には絶対に欠かすことのできない初見の能力をトレーニングするためのテキストです。これまで、初見奏はある程度のレベルに達してから訓練する傾向がありましたが、初歩の頃から初見の能力を訓練することの重要性から本書を作ることになりました。 習い始めてまもない時から、音をだすことの重大さを認識し、より高い音楽性を育むためには一回の演奏に集中することを覚えなければなりません。そして、一回の演奏に集中することを覚えなければなりません。そして、一回の演奏の完成度を高めるだけではなく、忙しく暮らす現代の子供たちとって初見の能力を身に着けることは、少ない練習時間を有効にする手助けとなります。初めて譜面をみて、すぐに演奏するということは、たとえ簡単な曲であっても案外難しいものです。毎回のレッスンの中ですこしづつ訓練することにより、楽譜をよく見る観察力、注意力、そしてそれを表現する時の集中力が自然に養われ、ピアノの上達に計り知れない効果が現れます。課題は、大体バイエルの進み具合に合わせてありますが、他のテキストを使用されている場合でも特に問題ありません。各ステップ毎にまとまった奏法を身に着ける方式をとってます。初見奏ですので、特に家で練習してくる必要はありません。レッスンの時に、ほんのわずかな時間をとって毎週一曲か二曲ずつ進んでください。まず、一分間楽譜をよくみて心の中で練習させ、そのあとにピアノを弾かせます。ゆっくりでよいので、なるべく止まらない、同じ音を弾き直させない、同じテンポをたもつことなどをよく生徒に理解させ、一回きりの演奏に集中するようにう促します。最初はなかなか集中できない生徒でも、慣れてくると集中できるようになってきます。また、ステップを全部一応練習してきてもらい、指示した曲を何曲か弾かせます。その他、生徒の能力に応じていろいろなアイディアで使ってください。集中力を身につけることは、ピアノにおいてだけではなく、将来にあらゆる場面で発揮されるすばらしい能力です。本書が、21世紀の子供たちのためにお役に立てれば幸いです。