「ピアノのがくてんワーク・ブック」は、「バイエルぴったりワーク・ブック」の続編として、楽譜を理解するために必要な知識から再確認し、3巻に至ってはさらに進んだ高度な楽典の理論を身に着けるまでを目的としたテキストです。従って「バイエルぴったりワーク・ブック」を3巻まで修了した方、または少し大きくなってからピアノを始めて習う方、音符などをきちんと整理して覚えたい方に最適です。1巻では、「バイエルぴったりワーク・ブック」と内容が重複することになりますが、ピアノの練習と同様に、何度も繰り返して練習することによってみにつくものですので、毎週のレッスンと共に一歩ずつすすんでいきましょう。バイエル教本を使用している場合は、どうしてもヘ音記号の音が苦手になりがちですので、最初からト音記号とヘ音記号を平行して学ぶように配慮しています。リズムの計算なども少し高学年向きにしていますので、小さい方には難しい部分もあるかもしれませんが、「バイエルぴったりワーク・ブック」を修了した方なら大丈夫です。また、本書の特徴でもある「チャレンジゲーム」は、気分転換を兼ねた力だめしのようなものです。ゲームによっては、かなり複雑なできあがりとなりましたが、難しければ難しいほど子供たちはファイトを燃やして挑戦してくるものです。先生方もご一緒にチャレンジしていただき、できない時は暖かいアドバイスをさしあげて下さいますようお願いいたします。本書がピアノ上達の不屈のチャレンジ精神の育成のためのお役に立てれば幸いです。